車での移動でもっとも厄介なのは都市中心部です。都市の中心部を観光する場合、車はどこか安い公共駐車場に駐車し、歩きと公共交通機関で移動したほうが効率的なことが良くあります。
例えば、東京の山手線内側地区では網の目に地下鉄が張り巡らされています。ほとんどの観光地は地下鉄の駅から5分以内のところにあります。都内はあちらこちらで渋滞が発生していますから、連泊の間の日ならホテルの駐車場、チェックイン前・チェックアウト後なら山手線の外側にある公共駐車場へ止めておくのが最適です。いちいちそれぞれの施設に入るために駐車場の長い行列を待ち、入ったと思ったらこんどは高い駐車料金を請求される。こんなことはとても効率的とはいえません。都市部では渋滞でいらいらしているよりも精神的にも公共交通機関で移動してしまったほうが楽なことが多いようです。
また、地方都市でも最近では無料ないしは格安な駐車場を郊外へ設置し、街の中の主な名所へは循環バスを運行しているケースもあります。循環バスは一日乗車券が販売され、それを利用すると施設入場料・拝観料が割引になったり、お土産がついてきたり、といったサービスもあるようです。
せっかくのドライブだから……とかたくなになるのではなく、さまざまな交通機関を柔軟に取り混ぜたほうが旅は膨らみます。特に車の旅はこうした側面が大きいようです。
都市中心部では
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